umenikki

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180111

私の趣味の一つに語学があります。

あれこれ惚れっぽく、たいそう移り気なわたくしですが、語学はかれこれ20年以上、情熱のアップダウンはあるにせよ、どんなときもずーっと続けてきたので、趣味と言ってもいいかなーと思っています。

メインは英語で、これは中学の時にミュージカルにはまったことが幸運な出会いでした。West Side Story や、Cats、Phantom of the Opera 等々... 歌詞と音楽を通してその世界に一層触れられる気がするのがとても大きなモチベーションです!

Youtubeでは、「曲名(または作品タイトル) Lyrics」で検索すると歌詞の字幕入りの動画が検索できるので、今でもよく合わせて歌っています。うまく発音できないと曲に乗れないので、時には何度も何度も……(^^;

こちらはWickedという作品の曲。「「popular lyrics」で検索しました。劇団四季でも上演されていましたね。


Popular Wicked lyrics

英語の学習はすっかり日常の一部となって今も続けています。とはいえ、あくまで楽しみとして、やりたいことをやりたい分だけやってきたので、このあたりでちょっぴり結果にしたい欲が出てきて、今年(こそ)は英検1級にチャレンジしてみようと思っています。

その他、イタリア語とスペイン語をちょっぴりかじってみて、今はイタリア語が楽しい! これはヤマザキマリさんや惣領冬実さんの『チェーザレ 破壊の創造者』の影響です。

次に興味があるのはアラビア語です。

語学を通して、その言葉が使われている世界の文化や歴史に触れるのは本当に楽しくて、知るは喜び也の気持ちで、これからも楽しく、そして真摯にことばの世界に浸っていきたいと思っています。

 

 

180102

空気がきんと冷たく澄んで、青空がどこまでも明るい、そんなお正月らしい一日でした。

 

年末は小旅行をしていましたので、昼間は旅行中の洗濯物をうんとして、出勤日だったパートナーが戻ってからはオンデマンドで一緒に映画を見て(『日本のいちばん長い日』2015版)、ゆったりおだやかに過ごしました。

 

2年前から年賀状をやめ、結婚以来なるべく行くようにしていたパートナーの実家にももう無理に行くのをやめ、パートナーに窓口をおまかせしてからは、年末年始をぐんと安らかな気持ちで過ごせるようになりました。

  

好かれようと思って自分なりに努めてきたけれど、パートナーの実家に行くのが毎回本当に憂鬱で、数週間前から気分が塞いで、体に不調が出るほどでしたので、もうこれでよいと思っています。

 

自分に優しくして余裕があれば人にも優しくいられるし、逆に無理を重ねれば結局そのいらいらがたまって、人にきつくあたってしまうようなことになるのだとつくづく思います。

 

時は有限ですから、自分にとって前向きな行動を優先してゆこうと思います。

180101

今週のお題「2018年の抱負」

 

あけましておめでとうございます。

 

2017年を振り返ってみて、できたこと、できなかったこと、
思いがけないできごと(良いことも悪いことも)等々、
60~70%の達成率でしょうか。

 

チャレンジしたこととしては、
英語は目標としていたTOEIC940overをクリアできたのが嬉しかったです。
秋から始めたジムでのトレーニングについては、最終目標のダイエットは進捗がないのですが(涙)、持ち上げられる重りが増えるのを嬉しく感じたり、よくお見かけする方に内心励まされたりと、始めたおかげで感じられるよいことがあったのでまずはOK、これからも成果が出るまでがんばりたい、といったところです。

 

さて、2018年の抱負はこんな感じで考えています。

1)続けて一層取り組みたいこと: 英語、ジムでのトレーニング

2)今できていなくて、今度こそしっかりやりたいこと: 絵の練習

3)新しく取り組みたいこと: 字幕制作の勉強、イタリア語

 

心構えとしては、温かいポジティブな気持ちでいられる時間をできるだけ意識して持てたらいいなあと思っています。

 

皆さまにとって、どうか良いことのたくさんある素敵な一年になりますように。

いつもほがらかではいられない、としても

「毎日ほがらかでもいられない」

 こちらは、ほぼ日刊イトイ新聞の2013年のコンテンツ
ジョージさんとフレグランス」の中で

ジョージさん」が書かれていたコラムのタイトルです。

 

www.1101.com

男たちのフレグランス。- ほぼ日刊イトイ新聞

 

”人間、大人になるってことは、自分が苦手なコトもあまんじてするってコトなのよ。大人として成功するっていうことは、自分が苦手なコトを上手にできるようになるってコトなのかもしれないわね。そうすると、どんどん自分らしさを忘れるの。でもね。大人として「スゴく成功する」ってコトは、自分らしさを突き詰めるというコトでもある。だからいつも「自分らしさを取り戻す」ってことが必要になるワケね。”

 

そう、毎日ほがらかでいられたらいいけれど、そうしてもいられない。
生活していれば、なにかしらの反省や、後悔をしたり、時には他人の悪意に触れることもあるし、心も体もくたくたに疲れてしまうようなときはありますよね。

 

私は気分転換が昔から下手で、例えば出かけても出かけた先でずっとその気がかりのことを考え続けてしまうようなところがあるのですが、それでもだんだんと、気を逸らして楽しむことを自分に許せるようになってきたように思います。

 

昔は「気分転換と言っても、現実の問題がその間に消えてなくなるわけではないでしょ!」と思っていたし、正直に言うと、今もそういう考えがなくなったわけではありません。

 

でも、例えば好きな舞台のDVDを見たり、音楽を聴きながら散歩をしたりして、ほんのつかのまなら、そのことを忘れられるようになってきました。たぶん、これが気分転換と呼べるものなのかなと思います。

 

自分の場合、そんな風に変わってきた一つのきっかけはTwitterかなあと思います。私は羽海野チカさんの大ファンなのですが、ある時期、羽海野さんがブログでの日記からTwitterに発信の軸を移されたのですね。それで、羽海野さんのつぶやきが読みたくてアカウントを作ったのですが、だんだん、羽海野さんの他にも、自分の興味のある美術などの分野で発信されている方や、ことばの感覚が素敵だなと思う方のフォローをするようになりました。

 

そうして、色々な人が、同じ時にまったく違うことを考えているのに触れ、自分もそれに影響を受けて興味を持つ対象が増えたりして、それがまた楽しくて、あくまでもゆるく、他人の思考とつながることで、理想には遠い今の自分を少しだけ許せる、「まあこれもありだよね」くらいに思えるようになったような 気がします。

 

人はそんなふうに、周りからの影響だったりで常に変わっていくものですよね。だから自分らしさってとても難しくて、なので私はプロフィール作りとか自己紹介がとても苦手なのですが、自分は自分だけの小さな旅の途中にいると思って、いつもほがらかではいられないけれど、まあそれもありだよね、と思いながら、これからもゆるゆると変わっていけたらいいな、と、今日の私は思っています。

 

宝塚のスターさんの退団を見送ること

今日、宝塚歌劇団宙組トップスター・朝夏まなとさんが、
2017年11月19日の東京宝塚劇場公演
『神々の土地』『クラシカル ビジュー』の千秋楽をもって
退団されることが発表されました。
ネットニュースでも見出しになっていたので目にされた方もいらっしゃるでしょうか。

宝塚のことを良く知らない方も、
よくご存じの方もいらっしゃるかと思うのですが、
今の私が生徒さん*1の退団に感じる気持ちを書いて残しておきたいなと思ってこの記事を書きます。

私がはじめて宝塚歌劇を観たのは中学に入ってすぐのことで、
たまたま春休みに図書館で読んだ大浦みずきさん*2のエッセイで興味を持ったことがきっかけでした。
もともと映画や歌舞伎が好きだった私はあっという間にのめりこみ、途中10年ほど遠ざかった時期もありますが、
付かず離れず、もう20年強宝塚を観てきたことになります。

その頃は東京宝塚劇場のある日比谷まで20分ほどのところに住んでおり、さらに当時は建て替え前の旧劇場で、3階の後ろに当日1,000円の立見席があったため、中学生のお小遣いでもなんとか1公演2,3回は見ることができました。

そのころの私にとって、ジェンヌさんは本当にあこがれそのものの、夢の世界の存在でした。

(そのころファンだった白城あやかさんは今も憧れの方で、永遠の女神様です。)

高校生の時に白城さんがご卒業*3され、退団パレードにも足を運び、人垣の後ろから最後の姿を泣きながら目に焼き付けました。

それ以来、白城さんがいない舞台がさみしすぎたことと、
ちょうどストレートプレイや小劇場、帝劇、文楽など幅広く
観はじめたこともあり、宝塚は数ある舞台の一つという感覚で、
特別ファンの方もなく、時々気が向いて観に行くくらいの距離感で
楽しんでいました。

ですがここ数年、思いがけずある生徒さんに夢中になり*4、人生初のファンクラブに入って、今第2回目の充実したファン生活を楽しんでいます。

応援している生徒さんの卒業は、その後のステージもある*5と分かっていても、本当にさみしく悲しいものですが、高校生の時とは、その受け止め方が微妙に違ってきています。

考えてみると、今ご卒業されるトップスターさんたちは、ちょうど自分と同じ年齢か、少し上下するぐらいの年代なのですね。*6

そうすると、同世代の女性として、彼女たちの生きている世界、闘ってきた道のりを、やはり考えてしまうのですね。10代から芸の世界で競い合い、厳しい観客の目に鍛えられながら、自らを磨き上げ、一つの世界で最高に輝いて、今そこを去っていこうとする彼女たち。今は、純粋な憧れというよりも、「おつかれさま!」というねぎらいや、敬意の気持ちが混じった、複雑ないとおしさを感じます。

まあ、ジェンヌさんの美しさたるや、同じ現実世界の方とは思えないほどで、同世代というのもおこがましいのですが(!)

 そしてまた、応援するファンの方たちのことも、自分と同じように、お一人お一人の生活と人生がある中で、ひととき夢の舞台に慰められている、劇場に集う友人のように感じています。

日常って、生きるってやっぱりとても大変で、だからこそ、生徒さんも、ファンの方も、お一人お一人、同じ女性として*7、彼女たちの人生のひとときが本当にどうか幸せな、優しいものになるようにと願わずにはいられません。

半ば自分語りのようになってしまい少しはずかしいですが、
この記事で、新たに宝塚に、生徒さんに少しでも興味を
持ってくださる方がいらしたら嬉しいです。

今年は退団公演ラッシュでチケット状況はかなり厳しいのですが、
チャンスがあればぜひ生の舞台をご覧いただいて、
ひとときの夢の世界を楽しんでみてくださいね。
朝夏まなとさん、とても素敵なトップスターさんですよ。

エーヤン*8、宝塚!

 

 

 

 

 

*1:宝塚歌劇団では正式には劇団員のことを「生徒」と呼びます。ファンは「タカラジェンヌ」または「ジェンヌ」とも。

*2:花組トップスター。屈指のダンサーで、お人柄の優しさでもすばらしい方でした。

*3:宝塚では退団のことを卒業と呼びます。

*4:実は私が応援している生徒さんも、今年、朝夏さんの少し前に、すでに退団が決まっています(涙)。

*5:最近は卒業後も様々なご活動をされる生徒さんが多いですが、20年前は卒業後は本当にふっつりと表舞台から去られる方がほとんどで、今よりもずっと卒業は本当のお別れの感覚でした。

*6:宝塚の生徒さんの年齢は非公表ですが、少し計算すれば分かってしまうものなのです……。

*7:昔ほどではないがまだファンも女性が多いので

*8:宝塚の大人気演目『エリザベート』の台詞。「万歳」の意

好きな街、住みたい街

旅をすると、無意識に「この街に住みたいかどうか」を考える。

雰囲気がいいなあ、とか、いい公園があるなあ、とか、ここは車がないと厳しいなあ、とか。

いいな、と思った街は、心の中の「いつか住みたい街ノート」に書き留める。

 

単に好きな街と、住んでみたいと思う街はちょっと違って、例えば御茶ノ水、銀座は、自分にとって子供のころから慣れ親しんだ、好きで好きでたまらない、なくてはならない存在で、もしもランキングをするならば不動のトップ、殿堂入りだ。でも住みたいわけではなくて、ここに15分くらいで乗り換えなしで行けるところに住みたいな、という感覚。

 

今のところの住みたい街トップは奈良、長崎、出雲。

街の雰囲気がもうどうしようもなく好きなのだ。

奈良であれば、今の季節は正倉院展もあって、奈良公園の木々の様子や空気の冷たさを思うと、その中に身を置きたくて、いてもたってもいられない。

今は引っ越せる状況ではないのだけど、昼休みなどついつい物件情報を探してみたりする。物件があればGoogle mapで周辺を眺めて、スーパーまではどの道か、坂はどうか、など、かの地での日常を夢想する。

いつか一人になったら引っ越したいな……と少々物騒なことも考える。

 

ただ一つ問題は、もしも奈良や長崎に住むと、御茶ノ水や銀座には大変行きづらくなるのですよね。ううむ。

ゆっくり考えよう。

 

秋のたわごとでした。

 

『スカーレット・ピンパーネル』(2016.10.22 赤坂ACTシアター)

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「知恵で奴らを出し抜くのだ!」
恐怖政治の嵐吹き荒れるパリの街、
権力に挑む情熱と勇気!

www.umegei.com

 

私は宝塚歌劇のファンなのですが、宝塚以外のミュージカルを観るのは久しぶりで、とても楽しめました。

 

この『スカーレット・ピンパーネル』は宝塚で過去2回上演しており、その最初の2008年が日本初演。今回ヒロインのマルグリット役の安蘭けいさんが当時トップスターで、主人公のパーシー・ブレイクニーを演じられていました。

そちらは生では観ていないのですが、後から映像で見たら音楽等々が素晴らしくて驚いて、どうしても生で観たいと思い続けての今回の観劇でした。

 

ストーリーを一言で言えば、勧善懲悪とまでは行きませんが、ユーモアある大人の男性が活躍する痛快なヒーローもの、となるのでしょうか。ですが、それだけではありません。私がこの作品の肝だと思うのは、主人公とヒロインが二人とも十分に大人で、愛し合っているのに、ある抜き差しならないことでお互いを疑い、苦悩し続けながらも、それぞれに自分にできることを考え、動く物語、という点です。

 

マルグリットは元スター女優の、愛情深く心の強い女性です。イギリス貴族のパーシーはそんな彼女に革命下のパリで出会い、二人は恋に落ち、出会ってわずか6週間で結婚に至ります。

この出会いの過程は舞台上では描かれず、「私たち結婚します!」というところからストーリーが始まるのですが、この6週間という知り合ってからの期間の短さが、二人を苦しめます。

たった6週間で、自分は相手の何を分かっていると言えるのだろうか、と。

 

観客の私たちはそれが誤解であるということを分かっているのでやきもきするのですが、パーシーもマルグリットも深刻に悩み、考え続けます。彼らはけしてただ自分の運命を嘆くことはしません。自分でした決断の結果として、愛している相手を疑わなくてはいけないことに苦悩するのです。そして、愛に苦しみながらも、事件が起きると、その時、その時で、自分ができることを考えて自ら行動する。

人は24時間恋や愛のことを考えているわけではありませんよね。思いをかける大切な相手がいればそれは心の大きな部分を占めますが、生きるということは次から次に起きる色々なことに対処することでもあります。『スカーレット・ピンパーネル』は、フランス革命の嵐の中というスケールの大きな時代設定ですが、パーシーも、マルグリットも、自分で精一杯考えて、決めて、動く。そんな、確かな人格のあるキャラクターです。

 

主演の二人、石丸幹二さんと安蘭さんが、歌唱やたたずまいの美しさはもちろん、大きな心と魅力豊かな、とてもリアルな人物造形をされていて、共感をせずにいられない素敵なパーシーとマルグリットでした。また、ヒロインに一方的な思いを寄せる敵役のショーブランも非常に重要な役なのですが、石井一孝さんは、凄味がありながらも色気とおかしみが滲み、とてもよく演じていらっしゃいました。

  

新演出ということでしたが、舞台装置や転換などとてもおしゃれで気が利いていると感心しました。また、男性の声が入った音楽の厚み、楽曲の美しさにも聞き惚れました。上質なものを観た満足感でいっぱいです。楽しかった。

 

※赤坂では日程終了しましたが、大阪を回りながらまた東京に戻り、11/29まで上演しています。